ランダウ力学自習第一回
このままだと永遠に通読しなさそうなので自習することにした。日記で感想を書いていくことにしようと思う。全て完全に理解したものには目印として「完了」と書くことにする。
- §1一般座標(完了)
- 質点、自由度、一般座標、一般速度、運動方程式
- §2最小作用の原理(完了)
- §3ガリレイの相対性原理(要相談)
- §4自由な質点のラグランジアン(完了)
- §5質点系のラグランジアン(要注意)
- 相対論的ではない力学において、孤立系の相互作用Uがqのみの関数である、というのは相互作用は一瞬で伝わることを意味している。もし一瞬で伝わらないとすれば、これはガリレイ普遍性と矛盾する。
- 一般座標で書いた運動エネルギーは速度の2次形式だが、位置に依存する。
- 孤立していない系のラグランジアン。この話は第5巻統計物理に非常に関連している。外部の場の影響は、Uの時間依存性としてラグランジアンに取り込まれる。
- 摩擦に関して§25を見よとある。見てみた。昨日のゼミでゆみが言っていたことの意味が分かった。ランダウ力学に散逸関数が書いてあるなんて知らなかった。
- <問題>1,2,4はどうってことのない問題。3は大抵の人が解答の様な解を出せないんじゃないだろうか。不定性を利用して具体的なラグランジアンをきれいにする方法がわかる。また、(a)(b)(c)でラグランジアンが一般座標と一般速度の関数に分離していること、ポテンシャル以外の部分は同じになっていることに注意したい。
- §6エネルギー(完了)
- §7運動量(完了)
- 式(7.5)(7.6)は、Lは(q,dq/dt)によって決まる力学関数であることをとを考えれば、大変良い定義であると思う。思ったのだが、Hは(q,p)によって決まる力学関数であることを思えば、Lの場合同様∂H/∂pにも適切な名前を与えて然るべきではないか。(-∂H/∂qは当然力である。)
- §8慣性中心(要注意)
- 質量の加法性の定理。ランダウ力学に載っていたとは驚いた!
- §9角運動量(かなり要注意)
- §10力学的相似(かなり要注意)
- 力学的相似。ケプラーの第3法則はこの議論だと、相似な楕円についてしか言えないことに要注意。
- ビリアル定理。統計物理でもうすぐ出てくるだろう。
- §111次元運動(完了)
一晩で2章分を読んでしまった。1回生の時には1ページ読むのにヒイヒイ言ってたことを思い出す。さすがに2年前よりは成長しているようだ。