今日は院試。疲れた。

明日、早くも筆記の発表があるのだけれど、かなり五分五分な感じ。専門科目はできたが、基礎科目と英語はよくないだろう。(公表されていない)配点方法次第だな。

化学の試験だとしょうがないのかもしれないけれど、手をすばやく動かせる能力と、ミスをあまりしない能力を試される試験だった。頭を使って考えたら(時間切れで)負け、っていうのは高校までは当たり前の試験制度だったけれど、4年も遠ざかっていたのでうまく適応できなかったようだ。どちらかと言うとじっくりと考えることの方が得意なので、そういうところを試して欲しかった。

それらをおいておいても、落ちてても受かってても、こんな短期間に一つの分野のことをまとめてある程度しっかり学べたというのは非常によかった。「活量」「理想溶液」「標準電極電位」「ランベルトベールの法則」「ヒュッケル法」「フランクコンドンの原理」「赤外活性」「マーデリング級数」などは、2ヶ月前には聞いたことすらなかった基本用語だ。院試制度さまさまである。また、化学系の友人と一緒に院試勉強できたことで非常に効率よく学べた気がする。SとMには本当に感謝!!

よかった反面、この一月半は本当にしんどかった。こんなに勉強したのは、質、量ともに生まれて初めてかもしれない。比較対象になるとしたら小学六年生の夏休みだろうか。あのころは、本当に勉強が楽しくて楽しくてしょうがなかったものだが、今の俺は、勉強に飽きることを覚えてしまった。当分、化学の勉強はしたくない…。

勉強は三日くらいしたくないので、気分を変えて、ずっと読みたかった朝永さんの量子力学でも気楽に読もう。本当にしっかりした(昔の)人が書いた量子力学統計力学の著作には、化学で勉強したことがいたるところに出てくるというのがまた面白い。しばらくは化学とはこういう付き合い方をしていきたい。