ランダウ統計物理ゼミ第一回

(去年冬だっけ?)の場の古典論以来、久々の復活だ。
なかなか良かった。
参加者は俺、さが、ぬし、ゆみ、おた。発表は俺。

  • §1統計分布
    • 部分系の分布関数は初期条件によらない、というところでつっこまれた。
    • さがによると、この本ではエルゴード仮説を全く仮定していないようだ。
    • 統計では、物理量fについて、f(t)はわからないが、はわかる。f(t)のからの揺らぎはほとんど0なので、fは事実上決定論的にわかる。古典力学をホンモノの物体に適応するときに求まっているfは実はこの意味のである。
    • 上に関連して、古典力学には、量子論によって基礎付けられている古典力学(波束が収縮したものを古典的物体と見なす)と、統計力学によって基礎づけれている古典力学(相加性とが本質的)の2種類がある。
  • §2統計的独立性
    • 統計において、部分系はT:十分小、で閉じていると見なせるように選ぶ必要がある。例えば、固まった範囲から選んでやると、相互作用は表面の粒子に限られ、マクロ系では相互作用は無視できる。また、化学変化を考える際には、2種類の物体が混ざっているのに各々を部分系と見なすが、これは化学変化が統計的変化に対してゆっくり進むことによる。
  • §3リュービユの定理
    • 残念ながらリュービユの定理作道ver.は、1次元系にしか使えない、非常に限定的な定理であることが判明した。(よって日記では公開しない。)