夢で科学的な発見をした、と言う話はたまにある。ベンゼンの構造式を発見した人は夢で尻尾にかじりついた蛇を見て、ベンゼン環を思いついたそうな。ホントかどうか知らないが、なかなか面白い話である。

(以下の話は鵜呑みにしないように。)
さて、今日あり得ない夢を見た。昨日の教室でぬしと二人で議論しているんだが、突然ぬしが教卓に指示棒を突き刺した。ここまでは(ぬしに限っては)よくある話だが、彼は黒板消しを4つもってきた。そしてそれをこの回りに並べてくれ、と言うのだ。俺はその黒板消しを回りにおいた。そこでぬし曰く、「やっぱりそうおいた!」大抵の人間は反時計回りに置くというのである。人間が左に回るのは、心臓を守るためじゃないのだ。太陽系は銀河の中を反時計回りに回る(地球で言う北から見て)し、地球は太陽の周りを反時計回りに回るし、北半球の人間は地球上を反時計回りを回るというのだ。
ここで夢から目覚めた。目覚めたとき、そんな馬鹿な!とは思わなかった。確かに、俺個人、や人間個人を見ていてもそうはならないだろう。しかし、人間がほとんどランダムといえる移動をしており、かつ統計に従うだけの個数(例えば日本の人口1億人)をそろえているんだから、気体分子に比べればめちゃめちゃ弱いとはいえ、何らかの統計性を持って反時計回りに回っていてもおかしくないではないか!小学校時代にうっすらとそういう話を聞いたような気もする。気になったので一つのサンプルデータとして、日本の県別人口を調べてみた。そこには驚くべき結果が!!

  • 関東(強い):東京>神奈川>千葉>茨城>群馬>栃木、と結んでみよう。(例外:埼玉)
  • 東海(強い):愛知>静岡>長野>岐阜>三重、と結んでみよう。(例外:山梨)
  • 東北(弱い):宮城>岩手≒青森>秋田≒山形、と結んでみよう。(例外:福島)
  • 近畿(無し):大阪>奈良>滋賀、と結ぶ?
  • 九州(無し):福岡>熊本>鹿児島、と結ぶ?
  • 中国(無し)

北に行けば行くほど、左回りの傾向は強いような気がする…。
さらに、人間は歴史的推移、環境面、にも左右されるので、歴史の長い南半分は余計にこういう統計性を示しにくいのかもしれない。発展途上国でのデータで調べてみたいものだ。