塾の予習(物理の普遍性の簡単な例)

朝から塾の予習。来週の授業は円運動、再来週の授業は単振動、となっているのだが、力学を習いたての高校生にいきなり2次元の運動から入るのは順序がおかしい。順番をひっくり返して、来週は1次元運動、再来週は2次元運動にしよう。

  • 1次元運動では、終端速度、単振動という、2つのテーマを扱おう。終端速度については、「雨が降ってなんで人が死なないのか」(雨が自由落下するとすると、落ちてくる水は新幹線より速い。)ということをわかってもらえたらいいが、それを説明できる、というのは物理の一面に過ぎない。
  • 例えば、コーヒーはどんな風に冷めていくのか、ジュースはどんな感じでぬるくなっていくのか、というのは全く同じ方程式で記述できる。この普遍性こそ、他の諸学問に対して物理が優れている面であり、それを感じないことには(特に高校レベルの)物理なんて面白くとも何ともないと思う。(物理が諸学問に比べて優れていると言っているわけではない)授業が楽しみだ。