非平衡統計ゼミ(第一回)

『岩波現代物理学の基礎[第二版]5巻、統計物理学』5章から8章(長いな…(^^;))を使ってゼミを始めた。今日の担当はさがわ。§5.1〜5.3をやった。
(マルコフとは限らない)一般の確率過程では、はじめの状態を用意するときに少し注意した方が良いようだ。
ブラウン運動のように、拡散方程式を満たす運動は、その遷移確率も拡散方程式を満たす。拡散方程式は時間について一回微分なので、マルコフ的である。(初期条件として分布さえ与えればよいので。)同様に、一回微分であるシュレディンガー方程式がマルコフ的であることは、来週の経路積分ゼミにも関連する話である。