東京ではいろいろな人にお世話になった。研究室を見させていただいたり、遊びに行かせていただいたり、夕方から行ったのに突然泊めてもらったり。それから面白い出会いもあった。
研究室の見学の話はwebに書きませんが、ありがとうございました。

  • 帰りの新幹線

たまたま横に乗り合わせた人としゃべる。同い年の大分の大学生で、外資系のホテルに就職したいらしく、東京へはその下見に来たそうな。俺も大学院進学の下見に来たので似たような境遇で話が弾んだ。彼女の大学は半分が留学生で、講義も英語と日本語両方開講されているらしい。自身も高校時代に1年間オーストラリア(違う国だったかも)に留学していたそうだ。欧米在住経験のある人は概して話しやすい気がするのだが、気のせいだろうか。
物理の話をして欲しいといわれたので、身近な例を使って、日常の現象を数少ない原理から説明してみせると非常に感心してくれた。彼女は高校も大学も文系で、物理というものに触れたことが全くないらしい。サンプルが少ないのに一般化するのは俺の悪い癖だが、物理は、それに全く触れたことがない人を感心させるだけの文化的価値を持っているのではないかと思う。俺は乞われなければ、人に物理の話をすることなどないが、本当はもう少し積極的にしてみてもいいのかもしれない。
ところで、俺が物理を教えている高校生は、もちろん個人差はあるのだが、物理に対して関心が薄いようだ。文系の人が純粋に感心できる話題に、理系の高校生はあまり関心を示さないのはいったいどういうことだろう。もちろん、ここで教育問題を論じることもできるだろうが、物理の文化的価値が、理系の人間によって下げられているのは残念なことである。

  • 京都で飲み会

筑波で(化学だったかなあ?の)研究員をやっておられるOさんを囲んで飲み会があった。俺は幹事なのに2時間も遅刻してしまい、他のトラブルもあって、みなさんに大目玉を食らってしまった。今年のセミナーと去年のセミナーの話で盛り上がった。去年のOさんのやった役回りを、今年の俺がやったので、苦労話が共有できて面白かった。